来週、高校のトレーナーをしている部活で、部員と顧問の先生方に対して過呼吸と熱中症の講習会をやることになりました。
そこで今日は、治療とは直接関係ないのですが、過呼吸について何回かに分けて書きたいと思います!

過呼吸は必要以上に呼吸をしてしまったことにより、血液中の酸素濃度が上昇し、二酸化炭素濃度が減少してしまったことにより発症します。
例えば、激しい運動を長時間続けることで呼吸を多く必要とする運動が終了した後に発症します。
基本的には、精神的な要因による過換気症候群とは異なります。(これについては、また今度書きたいと思います。)
過呼吸の症状は突然の場合も、徐々に現われてくる場合もあり、呼吸が苦しく感じ、不安に襲われます。激しくなると、手足や唇のしびれ、呼吸困難、頭のふらつき、息苦しさ、眠気、激しい耳鳴り、さむけ、めまいなどの心身的な症状を発症します。これらの症状は程度にもよりますが、個人差も大きく、それぞれ個性的な症状を発症し、場合によっては意識が飛んでしまうこともあります。
過呼吸の対処は、これまでは紙袋を患者の口元に当て呼吸させるペーパーバック法というやり方でしたが、最近この方法で重篤な症状になってしまった人が多く出たことがあり、今現在はあまり勧められていません。
ではどのように行えば良いのでしょうか?
また次回、続きを書きたいと思います!